Noel Works

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【開発日誌】No.15:スケジュールについて

【Story】No.3:待ち続けた少女

【琴音】「最悪だよね、ほんと」琴音は物悲しげに自嘲していた。何故だろう、俺には――その言葉以上に悲しそうに見えた。【陽翔】「……なんかあったのか?悪い人にでも絡まれた?」【琴音】「ううん、別に。大丈夫だよ?」琴音の“大丈夫”という言葉は、いつだって無理しているように俺は感じてしまう。それ以上琴音に干渉したら、もしかしたら怒られる……って考えて、躊躇してたけど。どうせプレゼントで喜ばれなかったら、聞き正したところでまた怒られるんだ。もう割り切ってしまおう。【陽翔】「……その言葉を簡単に信用するほど、俺は甘くないぞ?」【琴音】「えっ……?」【陽翔】「まあ、そんな鬱蒼を吹き飛ばしてくれたら良いんだけどなってことで――」「はい、俺からのプレゼント」優しく、ラッピングされた小包を差し出す。【琴音】「……はるくん、私に?」【陽翔】「琴音じゃなきゃ他に誰が居るんだよ?」【琴音】「……それもそっか、そうだよね」目の前の少女がほくそ笑んで、白い息がふわっと舞い上がる。クリスマスの夜――所謂“聖夜”とでも言うんだろうか。そんなロマンチックな雰囲気が少女を優しく包み込む。【琴音】「ありがと、中観てもいい?」【陽翔】「えっと……期待はずれだったらごめんな、直感で選んだから」そう担保でもかけておかないと、ショックが大きいだろうな……。【琴音】「……《未公開要素》だ」「しかも、これ私が欲しかったもの……」【陽翔】「あんまり期待に添えなくてごめ――」「………え?……もしかして、喜んでくれた?!」思わぬ奇跡。まさか、本当に喜んでくれたのか?!【琴音】「……本当に貰っちゃっていいの?!」【陽翔】「……クリスマスだから、それ以上に言う必要があるかよ」照れくさくなって、目を逸らす。【琴音】「……ありがと!大事にするね!」【陽翔】「――良かった、良かった……」それでも――視界に映る琴音が、いつもの笑顔に戻ってくれた。俺が頑張ってこの笑顔を見せることが出来た――という事実も嬉しいことなんだけど。琴音の笑顔を見ることが出来た――それだけのことが、どれだけ俺の心を締め付けたんだろう。耐えられなくなって、夜空を見上げた。